ウエアラプル気温調節装置
冷却効果実験
実験説明
試験条件
室内環境(気温22℃)
試験方法
マネキンに製品を20分間装着し、使用中と使用後の冷却状況を測定します。
各機器設定
各機種に標準装備されたとバッテリーの航続時間8時間以上の設定を選択します。
試験対象
ファン付き空調ウェア
機器設定: MID(10V)
水冷式ウェア
档位: MID
冷凍ペットボトル×1
空冷ウェア
档位: MID(10V)
冷凍ペットボトル×2
ペルチェ素子ベスト
档位: MID
実験結果
着用中(20分着用)
背面
背面
側面
前面
脱衣直后(20分着用)
背面
背面
側面
前面
装着部の感知温度(着用中)
温度調節の全体評価
*平均温度は上半身背面(頭部を含む)の温度平均値です。
*冷却範囲は人体の上半身の背面(頭部を含む)の投影面積に対して冷却効果が認めらる(-0.5℃以上部分)面積をカバレッジ率として計算されています。
結論
ファン付き空調ウェア
は、冷却媒体が装着されてないため、マネキン上
での冷却結果を観察することがでませんでした。
COOLERMASTER空冷ウェアは構造上、背部や肩の広域と脇や首などの人体の敏感部に冷媒で冷やされた冷風を吹き出し、冷却面積と冷却効率の向上が実現されました。
これに対して、水冷式ウェアは水冷パイプから低温が伝導され、冷却はパイプの周囲に集中しています。
さらに、ペルチエ素子ベストはペルチエデバイスの金属面との接触面のみ冷却し、冷却範囲が非常に狭いことが分かります。
空冷ウェア
水冷式ウェア
ペルチェ素子ベスト
水冷式ウェアやペルチェ素子ベストは、直接的な冷却を行うため、冷却温度が低いものの、局部的な冷却が激しく、人体の不快感を引き起こしやすいと考えられます。場合によってはは低温やけどの注意も必要でしょう。また装置自体が身体と常に密着させないと冷却効果が感じにくいことも注意点の一つになります。
これに対して、COOLERMASTER空冷ウェアは、広範囲にわたる冷風による冷却方式を採用しており、穏やかで快適な冷却効果が実現できました。